日本代表の主力MF、堂安律がサウジアラビア・プロリーグのアル・イテハッドへの移籍で合意し、サポーターからの批判が巻き起こっている。朝鮮日報が9月1日に報じたこの移籍は、ドイツのアイントラハト・フランクフルトから推定1700万ユーロの移籍金で最終段階に入った。
移籍の詳細と経済的背景
堂安律はアル・イテハッドから年俸900万ユーロのオファーを受けた。サウジアラビアには個人所得税がないため、実質的な収入はさらに大きくなる。フランクフルトは昨年フライブルクから2100万ユーロで獲得した選手を、400万ユーロの損失を出しながら売却することになる。クラブは今夏の移籍市場で収入を必要としており、マネージャーのアディ・ヒュッターはチームに留まらせることに反対していたが、移籍は目前に迫っている。
森保一監督の複雑な見解
日本代表の森保一監督はこの移籍について、明確な評価を避けながらも複雑な見解を示した。森保監督は「お金を稼ぐことも選手の価値であり、良い選手と評価されることはその評価の一つだと思う」と述べた。しかし、彼は続けて「本当に世界トップレベルかというと、欧州のトップ5リーグと比べると少し違いがあると思う。どこでプレーするか、それが成長につながるかを考えて挑戦してほしい」と付け加えた。この発言は、経済的な魅力と競技レベルのバランスについての懸念を反映している。
日本サッカー界における先例
堂安律はサウジ・プロリーグに移籍する初の日本人選手となる。この動きは、3年前にアル・イテハッドが年俸3000万ユーロのオファーを断った韓国の孫興慜とは対照的だ。多くの日本サッカーファンは、28歳の選手がヨーロッパのビッグリーグでのキャリアを中断することに否定的な反応を示している。堂安は2026 FIFAワールドカップでは全試合に先発出場するなど、日本代表のキープレイヤーの一人だ。
日本代表の現在の状況
この移籍劇は、日本代表が重要な国際試合を控える中で起こっている。チームは現在、ワールドカップ予選で2位に位置しており、5ポイントを獲得している。3試合で1勝2分けの成績で、直近の結果は6月29日のブラジル戦での2-1での敗戦だ。チームの最近5試合のフォームは2勝2分け1敗(LDWDW)で、攻撃面では今シーズン7得点を挙げているが、3失点している。次の重要な試合は9月24日にホームで行われるウルグアイ戦だ。最新のスタンディングとスケジュールは常に確認できる。
選手の経歴と今後の課題
1998年生まれの堂安律は、ガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせ、オランダのフローニンゲンとAZアルクマールを経て、2022年夏にフライブルクに移籍した。昨年フランクフルトに加入後、シーズン前半は4得点4アシストを記録したが、後半は1得点1アシストに留まった。日本代表の象徴的存在である彼の次なる挑戦は、サウジアラビアでどのように成長し、代表に貢献し続けるかだ。チームの現在の戦力と統計を見ると、中盤の創造性は引き続き重要となる。日本代表は9月24日のウルグアイ戦で、堂安不在の新たな中盤の編成をテストすることになる。
