中村敬斗が子どもたちにプロの技術を直伝
日本代表MF中村敬斗(25=スタッド・ランス)が7月18日、東京都内の三菱養和SC巣鴨グラウンドでサッカー教室を開催した。ブラジル戦敗退からわずか20日足らずで、子どもたちにエネルギーを届けた。直近の試合結果:ブラジル2-1日本(2026年6月29日)。
会場となった巣鴨グラウンドは、中村が高校2年まで在籍し、プロへの第一歩を踏み出した思い出の地だ。60人の小学生を前に、柔らかな表情で実技指導にあたった。プロの技術を間近で見られる貴重な機会に、子どもたちは目を輝かせていた。
実技では、中村自らボールを蹴りながら子どもたちの中に入り、ゴール前のプレーを丁寧に解説。ゴールが決まると「ナイス!」と声をかけ、ハイタッチで子どもたちと交流した。ピッチ上は笑顔と歓声で包まれ、教室は終始温かな空気に満ちていた。
子どもたちの質問にW杯の経験を交えて回答
質疑応答コーナーでは、子どもたちからの純粋な疑問に対し、中村は自身の経験に基づいた具体的なアドバイスで応えた。
「どうすればカットインが上手くなりますか?」という質問には、中村は「縦のドリブルを見せれば自然に中のスペースが空く」と解説。さらにW杯1次リーグ初戦のオランダ戦で決めたゴールを引き合いに出し、「平行にドリブルするよりも、少し内側にドリブルすると、相手は分かっていても取れないかな」と世界レベルの技術を披露した。
小学生時代には水泳を習っていたと明かし、サッカーから離れた時期にはバスケットボールにも挑戦していたことを披露。子どもたちに「皆に会えてエネルギーをもらえました。ありがとう」と笑顔で締めくくった。
なぜ今、サッカー教室が重要なのか
中村のサッカー教室は、単なる技術指導にとどまらない意義を持つ。ブラジル戦敗退後、日本代表はW杯2026の舞台で一時はベスト8進出を目指していたが、現在は直近5試合で2勝2分け1敗(LDWDW、最新は勝利)の成績に甘んじている。そんな中で、子どもたちに夢と希望を届ける活動は、日本サッカーの未来を担う世代に刺激を与える貴重な機会となった。
現在、中村はスタッド・ランスでリーグ戦に出場しながら、日本代表の一員としての自覚を持ち続けている。サッカー教室を通じて、プロの技術だけでなく、挫折や再起の経験も共有したいと語った。
今後の展望と中村の役割
中村は「皆に会えてエネルギーをもらえました。ありがとう」と子どもたちに感謝の言葉を伝えたが、自身のプレーでもそのエネルギーを発揮しなければならない時が来る。現在、サイドバックのS. MachinoとT. Kuboが負傷離脱中で、中村の貢献がより一層求められる局面もある。
今後も中村の活躍に注目が集まる。次回のリーグ戦や代表戦でのプレーに期待が高まる中、サッカー教室での経験が彼のモチベーションをさらに高めることは間違いない。
