日本代表がW杯2026で再び味わった先制後の崩壊

日本代表はW杯2026北中米大会で、6月29日のラウンド16・ブラジル戦で先制ゴールを奪った後、後半に2失点を喫して2-1で敗れた。この敗戦は、イングランド代表がアルゼンチンに1-2で敗れた準決勝と、まるで同じ構図だった。

なぜ日本は先制後に2失点したのか

後半開始直後、日本は左サイドからの速攻で佐野海舟が先制点を奪った。しかし、その後の35分間で、攻撃の重心が後方に下がりすぎた。ブラジルの猛攻を前に、DFラインは押し込まれ、中盤のボール奪取もままならなかった。

特に、後半30分からAT(アタッキング・サード)にかけての9分間は、日本にとって地獄だった。同6分にエヴェルトン・リベイロに同点弾を許し、その3分後にはヴィニシウス・ジュニオールに逆転弾を奪われた。この2失点は、ATの9分間で奪われたものだ。

現代サッカーのATが露呈した課題

現地時間15日に行われたイングランド対アルゼンチンの準決勝も、ATの9分間に2失点を喫した。トゥヘル監督は「攻撃陣の変更が効果を発揮するとは思えなかった」と語っているが、日本代表も同様の状況に陥った。

日本代表の場合、先制後の守備の立ち位置が低すぎたことが敗因だ。リードを守るために下がりすぎた結果、相手にスペースを与え続け、逆に崩された。これは、現代サッカーにおけるATの重要性を改めて示した一戦となった。

スペイン代表に見る理想の戦い方

その一方で、W杯2026で優勝したスペイン代表は、先制後にボールを握り続け、主導権を手放さなかった。彼らのスタイルは、技術と伝統が支えるものだが、同時に「リードを守るために下がる」という選択を避けた結果でもあった。

日本代表も、今大会で見せた攻撃的なプレースタイルを維持しつつ、リードを守るための戦術的な工夫が必要だ。特に、ATの9分間にどう対応するかが、今後の課題となる。

Last result: Brazil 2-1 Japan (2026-06-29). Recent form (last 5): 2W-2D-1L (LDWDW, most recent first).